“ぼったくり男爵”バッハ氏来日で組織委警戒の帰れコール!
バッハ会長は17日に来日し、広島市で聖火リレー関連の式典に出席した後、翌18日には東京都内で菅首相や組織委員会の橋本会長、小池都知事との会談が予定されている。
オンラインの署名活動はこの来日に合わせた運動ともみられ、ネット上では、ほかに<来日するバッハ会長に『帰れコールを浴びせよう』!>などと呼び掛ける声もみられる。
追い風になっているのは海外メディアの報道だ。米ワシントン・ポスト(電子版)は5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中止するよう促す記事を掲載。新型コロナ禍にもかかわらず開催を強要しているバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、「開催国を食い物にする悪癖がある」など非難した。NYタイムズ紙やサンフランシスコ・クロニクル紙なども東京五輪について「最悪のタイミング」「開催されるべきではない」と報じている。
「国内の大手メディアは東京五輪スポンサーのため、大々的に中止を訴えることができない。だから、各社とも海外メディアの記事を引用する形で、やんわりと政府や組織委の姿勢を批判しているわけですが、そんな腰砕け状態の報道に国民の不満は募るばかり。もう大手メディアはアテにできないと考え、中止の署名運動などが始まったのでしょう。組織委関係者は来日したバッハ会長に対して『帰れコール』の大合唱や怒声が飛ぶのを警戒しています」(スポーツ紙記者)
「ぼったくり男爵」もいい加減、新型コロナ禍の日本の現実に気付く時ではないか。