2010年主将指名 西岡剛を一度だけ叱り飛ばしたことがある
■キャプテンにした理由
西岡は年上の選手にもきちんと意見できる選手だった。いいものはいい、悪いものは悪い、とハッキリ言える西岡は、チーム一丸を目指す中でのキャプテンにうってつけだと考えた。茶髪に染め、日頃の言動が生意気だと受けとられることもあったようだけど、プロ野球選手はユニホームを着ている時はヤンチャでいい。
西岡はキャプテンを快く引き受けてくれた。10年シーズン終了後に、メジャー挑戦する意向があるとも聞いていた。チームに対する思い入れも強く、持ち前の明るさでチームを鼓舞し続けただけでなく、ケガを押して試合出場を直訴したこともあった。全144試合にフルイニング出場し、首位打者、最多安打を獲得。西岡の獅子奮迅の活躍が、日本一の大きな原動力になった。 =つづく