五輪へなでしこ18人発表 FW田中美南リベンジ大暴れの予感
「もちろん塩越、北村は戦力としてもメンバー入りは当然です。2人ともフィジカルが強く、サイドから力強いボールをビシッと放り込むことができる。なでしこはグループリーグでカナダ、イギリスなど強豪国と対戦するが、特に塩越や北村のようなタイプは、実力上位との対戦で大きな戦力となってくれる。左サイドのMF遠藤にも注目したい。メンバー唯一の2000年生まれのチーム最若手。切れ味の良いドリブル、鋭い突破力でゴールに絡んでくれる。非常に楽しみな選手です」
サッカーダイジェスト元編集長の六川亨氏は「FWに4選手を登録したことに着目したい」とこう続ける。
「FW陣の成績を見ると菅澤75試合・24得点、岩渕77試合・35得点、田中47試合・23得点、籾木38試合・14得点と4人合わせて計96得点を決めてきている。なかなか強力な陣容を誇っており、高倉監督の<本番ではゴールを決めて勝ち点3を狙っていく>という意欲を感じます。菅澤と岩渕が先発し、局面に応じて菅澤がベンチに下がって田中が、そして籾木が交代出場というパターンだと思うが、中でも田中のリベンジに期待したい。なでしこリーグで3年連続得点王のタイトルを獲得しながら、2019年フランスW杯のメンバーから外され、本人も相当に悔しい思いをしたはず。2020年にINAC神戸に、そして2月には独レバークーゼンに移籍することでストライカーとしての幅も広がった。東京五輪で田中のゴールを期待したいと思います」
その田中は、INAC神戸のリモート会見に参加して「この大会のためにやってきました。多くの皆さまのサポートのおかげでこの場にいられることを嬉しく思います」と力強くコメントした。
東京五輪で大暴れの予感アリーー。