乳児入国めぐり五輪組織委が泥縄対応…女性アスリート怒り収まらず“言ったもん勝ち”の様相に
他にも陸上のアリソン・フェリックスやテニスのセリーナ・ウィリアムズら、子を持つ著名選手が異を唱え、セリーナは出場辞退を表明していた。
結果、組織委は例外を認めざるを得なくなったわけだが、いかにも泥縄の対応に選手の不満は収まらない。モーガンはツイッターでこう怒りをにじませている。
「『必要に応じて』が何を意味するのかまだ分からない。それを決めるのは母親? それともIOC? 私たち母親ははっきり言います。『必要なんです』。娘を日本に連れて行くことができるという連絡はなく、あと7日で出発します」
同行が認められても、選手村の使用は選手団限定のため、乳児は指定のホテルに滞在。選手の行動管理に影響が出る可能性もある。ただでさえ欠陥だらけの「バブル」にまた大きな“穴”があきかねない。
独自の主張をするのは海外アスリートだけではない。日本バドミントン協会が大会期間中に選手村外の宿泊施設を拠点にすべく、日本オリンピック委員会(JOC)に申請中。
こういった動きが国内外で続けば、選手村のバブルはまさに気泡と化す。「言ったもん勝ち五輪」は収拾がつかなくなってきた。