巨人が炭谷を放出…FA獲得から2年半で仰天トレードの波紋
「とはいえ、『はい、そうですか』と炭谷の希望をかなえてやるほどの余裕が巨人にあるとは思えない。交換要員に、苦しい台所事情を補う投手を求めるのならば、まだ話は分かりますが……。楽天とのトレードは18年オフから、これで6例目。ウィーラー、高梨雄平が優勝争いの原動力になっている一方で、巨人から楽天に移った選手はみな苦労している。今や最大の取引先になった楽天に対して、『そのお礼とおわびとともに、新たな貸しをつくった』という見方はできる。炭谷獲得は、楽天の石井監督兼GMが熱望していたそうですから」(前出の関係者)
それにしても、三顧の礼で迎えたFA選手をあっさり放出した影響は小さくない。巨人では陽岱鋼、野上亮磨、井納翔一のFA選手が二軍の肥やしになっている。今後、FA選手が巨人入りに二の足を踏みそうだ。