ロンドン五輪4強入り 初戦スペイン戦の勝利が大きかった
スペインはホンジュラスにも敗れ、その時点でグループリーグ敗退が決まった。第3戦のホンジュラス戦は主力選手を休ませてDFの山村や村松、FW杉本らを起用して0-0のドロー決着。勝ち点1を分け合った。
準々決勝の舞台はマンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォード。対戦相手はエジプトだった。関塚ジャパンは序盤から攻め立て、前半14分に永井が先制ゴールを決めた。41分に永井は負傷してしまうが、起用された斉藤は相手DFのファウルからレッドカードを誘発し、数的優位となった。
そして78分、FKから吉田が追加点を決めたところで勝負あった。ベスト4に進出! 1968年メキシコ五輪以来44年ぶりのメダルが見えてきた。
■メキシコ、韓国に完敗でメダルならず
しかし、準決勝で戦ったメキシコは地力があるうえにしたたかだった。CKをニアでフリックするトリックプレーから先制すると後半にはGK権田がボランチの扇原にスローしたボールを取り囲んで奪うと追加点に結びつけた。終わってみれば1-3の完敗だった。