海外メディアがこぞって報じたコロナ禍五輪での「選手の精神面」

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 同じく「ワシントン・ポスト紙」(7月31日付、電子版)は、女子体操個人のゆかで銅メダルを獲得した日本人選手がソーシャルメディアなどで受けた中傷について涙ながらに語ったことを報じている。

「精神面の健康状態に、より多くのアスリートが口を開き始めた中、日本のオリンピック選手が経験した痛ましい話」という見出しの記事だ。

 村上茉愛がオリンピック開催反対派からSNSなどに誹謗中傷の書き込みを受け、心が傷つきながら競技を続けた。他にも同じような中傷を受けた日本人選手は多いという。過度な期待によるプレッシャーにさらされることと、誹謗中傷(これは犯罪だ)を受けることは別問題だが、アスリートたちがストレスにさらされ、彼らの精神状態やパフォーマンスに悪影響を及ぼしている点は同じだ。

 この記事は1964年の東京五輪マラソンで銅メダルを獲得しながらその後、「もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」という遺書を残して自殺した円谷幸吉の例もあげている。=おわり

(米紙コラムニスト、ビリー・デービス)

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