内村航平にモラハラ離婚騒動 アスリートに聖人君子・清廉潔白を過剰に求めるバカバカしさ
■体操協会は「影響は考えていない」
実際、今回の内村の醜聞を日本体操協会はどう捉えているのか。
「個人のことであり、プライベートなことなので協会として特にお話しすることはありません」(広報事務局)
内村は将来的な日本代表監督候補のひとり。今後への影響についてはこうも話した。
「あくまで家庭の中のことなので、特に他の選手や指導者への影響までは考えておりません」(前出の事務局)
そもそも、長きにわたり、世界の頂点に君臨し続けてきた内村に限らず、アスリートに必要以上の倫理や道徳を求めること自体、おかしな話ではないか。現代社会総合研究所の松野弘所長(社会学者)が言う。
「例えば、内村選手が禁止薬物を使って五輪のメダルを取れば批判されるのは当然ですが、プライベートの問題は別の話。内村だけではない。二刀流での活躍で昨年MVPに輝いたメジャーリーガーの大谷翔平も一人のアスリートに過ぎず、神様ではない。サッカー選手のリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)は年収が100億円超といわれている。それだけの収入があるのは、誰もが真似のできない技術があるからで、人間性だけを評価されてのことではありません」