巨人ドラ1翁田大勢がコロナ陽性…“スタート出遅れ”寮の自室で隔離療養の「吉兆」
新型コロナウイルスの陽性判定を受けた巨人のドラフト1位・大勢(翁田大勢=22、関西国際大)。現在は無症状、寮の自室で隔離療養中だという。
■キャンプイン直前に陽性判定も…
14日から25日までジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレに参加。精力的にブルペン入りして威力のある球を披露し、ドラ1の片鱗を見せていた。桑田投手チーフコーチの進言により、キャンプは二軍スタートが決まっていたが、療養が終わり次第、ジャイアンツ球場での三軍キャンプに合流する見込みだ。
昨季崩壊した投手陣の救世主候補として原監督、桑田コーチら首脳陣の期待は大きかった。調整遅れは必至。それでも「出遅れるからと焦る必要は全くありません」と広島OBで投手コーチや編成部長などを歴任した川端順氏がこう続ける。
「ドラフト1位で特に大学・社会人の選手は即戦力と期待されているため、どうしても合同自主トレから飛ばしがちになります。広島の投手コーチだった頃は、山内、黒田、沢崎、横山、高橋建などが即戦力として入ってきて、新人時代はブレーキをかけるのが大変でしたからね。黒田と沢崎のようなライバル関係の2人を同時にブルペンに入れないなど熟慮しました。新人はちょうど疲労が蓄積する頃。そのまま初めてのキャンプに入ると、故障するケースが多くあります」