ジャンプ個人も混合団体も無念の4位…それでも高梨沙羅に「次の五輪も目指して」と識者

公開日: 更新日:

 現在の女子ジャンプ界は有望な若手が多いものの、今大会金のボガタイ(スロベニア)は高梨の1歳上。銀のアルトハウス(ドイツ)は高梨と同じ25歳。この2人の今季W杯ランクは3位と2位。高梨は6位で、8位のダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)は38歳の大ベテランだ。

 国際スキージャーナリストの岩瀬孝文氏は、「高梨には次回の五輪も目指して欲しい」とこう語る。

「W杯個人総合優勝4回の高梨も17-18年からそれまでのように勝てなくなり、平昌大会後はスタートからテークオフまで全てを見直すと言った。昨季は3勝し、個人総合2位まで戻してきた。今季もW杯第9戦に勝利し、11季連続の61勝目を挙げた。かつてのような圧倒的な強さはないものの安定感はあるし、トップジャンパーに変わりはない。4位に終わった5日の2本目(100メートル)のようなジャンプができるのです」

 岩瀬氏が続ける。

「4年に1度の五輪は特別です。小林陵侑のように大舞台で力を発揮するには、メンタルコーチの指導を受けたり、インタビューで自分の感情を表に出すなど、精神面のコントロール術を学んだり、心の変化を考えてみてはどうか。スタート前に笑顔を見せられるぐらいリラックスできれば、世界の頂点を狙える力はまだあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造