スノボ男子「表彰台独占」を熱望するJOC 誤算続きで金銀銅メダル19個予想に“暗雲”
日本は9日現在、金1(男子ジャンプ小林陵侑)。銀1(女子スピードスケート1500メートル高木美帆)、銅2(男子モーグル堀島行真、フィギュアスケート団体)の計4個。金が濃厚とみられていた堀島、高木以外も、女子モーグルで世界ランク1位の川村あんり(17)の5位、女子ジャンプの高梨沙羅(25)とジャンプ混合団体の4位、ノルディック複合ノーマルヒルで2大会連続銀の渡部暁斗(33)の7位も、JOCにとっては大きな誤算に違いない。
■データ会社は計19個
スポーツデータの分析などを手掛ける米国のグレースノートは2日付で、各国の獲得メダル数の最終予測を発表。日本は金3、銀7、銅9で過去最多となる計19個のメダルを取るとみている。
「今後、金メダルに手が届くとすれば、スノボの平野歩と戸塚、ジャンプラージヒルの小林陵侑。あとはスピードスケート女子のチームパシュートくらいではないか。色を度外視すれば、男子スノボ陣は複数メダルが狙える力は十分にあるし、18、19年の世界ジュニアを連覇した女子の小野もおもしろい。コロナ禍でどの競技も調整が難しかったとはいえ、メダルの数にこだわるJOCはスノボへの期待が大きいと思います」とは、現地の五輪記者だ。