日本ハム新庄監督は試合後「囲み取材」回避すでに3度…広報コメントのみに募るファンの不満
■「ファンもトライアウトを受けている感覚」
新庄監督は昨秋の就任会見はもちろん、その後もテレビやSNS、メディアを通じてファンの重要性を熱弁してきた。「ファンは宝物」という今季のチームスローガンにしても新庄監督が考案したものだ。
「それなのに、なんだか置いてけぼりにされている……というより、こちらが選別されているような気になってしまう。何でも受け入れる“信者”を“ファン”と捉えているのかなと。選手同様にトライアウトを受けている感覚ですよ」(同)
新庄監督の口から直接、真意が語られないせいなのかどうか、采配や選手起用についてネット上では批判的な意見が日増しに増えている。
開幕前から注目を集めていた日本ハムだが、札幌ドーム(上限目安2万人)で行われた西武との本拠地開幕戦は満員も、同カード3戦目の観客動員数は1万2655人に過ぎなかった。続くオリックス3連戦(京セラドーム)は、いずれも相手の本拠地開幕戦(対楽天)の2万6237人を下回った。コロナ禍の影響はあるにせよ、現状として新庄フィーバーが集客に大きく貢献をしているとは言い難い。
来年、総額600億円超を注ぎ込む新球場元年が本番だと新庄監督は言うが、その頃に「宝物」はどれだけ残っているかーー。