今週の男子「ダイヤモンドカップ」は国内屈指の難コース&大雨、強風で見どころ満載!
【ダイヤモンドカップ】第1日
多彩な技がみられるか。
今年の会場は8年ぶりに大洗に戻ってきた。太平洋に面したシーサイドコースを選手たちは、「国内屈指の難コース」と口を揃える。
初日は強い海風は吹かず、珍しくコースは穏やかだった。大西魁斗(23)と岩田寛(41)の5アンダーは納得だが、風が吹かなくても選手たちはパーセーブに苦しんだ。
例えば、18ホール中、唯一海に向かって打つ16番(245ヤード)パー3は、グリーンに1オンする選手が半分以下(平均スコア3.299)。17番、18番のパー4も左右の松林に曲げる選手が続出。2日目、3日目は雨が降り、風もやや強くなる予報なので苦戦する選手はさらに増えそうだ。
会場をよく知る宮崎紘一氏(ゴルフジャーナリスト)が言う。
「このコースは太平洋から吹きつける風が一番の難敵です。日本選手として初めてマスターズに出場した戸田藤一郎は『空にもOBがある』と言ったが、風が強い日は松林の上を行くボールがどこまでも流される。松の枝がフェアウエーに向かって斜めに生えているのもやっかいです。低い弾道でラインを出して狙った地点に運ばなければならない。ティーショットを松林に打ち込めば、木の間から、極端なフックやスライスをかけるインテンショナルショットで花道やグリーンを狙うことになる」