サントリーレディスで注目は全英切符の行方 ミュアフィールドにビビって放棄するプロも?
9日開幕のサントリーレディス(兵庫・六甲国際GC)は、今年も全英女子オープン(8月4日開幕)の切符がかかる。優勝と2位(同スコアは世界ランク上位者)の選手以外に、同大会終了時点の賞金ランク上位3人にも出場権が与えられる。
昨年は優勝した青木瀬令奈と2位タイの稲見萌寧が権利を得たが、稲見は欠場。賞金ランクでは、1位小祝さくら(コロナ禍の影響で出場辞退)、2位稲見、3位古江彩佳が出場資格を獲得したものの、稲見は大会2位で重複、4位笹生優花は全米女子オープン(以下、米女OP)優勝で出場権を得ていたため、5位原英莉花まで権利が下りてきた。
今年の優勝候補は前週勝った稲見に、米女OP組の小祝、上田桃子、西村優菜らが上位を争うとみられている。
賞金ランクの争いはどうか。現在1位(9936万円)は西郷真央。西郷は米女OP終了後、2週間後の全米女子プロに向けて米国に残った。2位以下の選手が優勝(賞金2700万円)しても西郷を逆転できない。
「2位(約5395万円)の稲見は海外メジャーに興味がなく、米女OP同様、出場権を獲得しても行かないだろう。5位(約4436万円)の堀琴音はワクチン未接種で米女OPは欠場したが、英国は3月に入国制限を撤廃。出場できたら行くでしょう。優勝すれば賞金が高いので10位以下の選手までチャンスがある」と、ツアー関係者は続ける。