原監督の坂本勇人“依存症”いつまで? 一軍復帰戦で先制打&猛打賞も満身創痍は変わらず
原監督はことあるごとに「脱・坂本依存」を掲げるが、留守を守ってきた高卒2年目の中山は、この日出番はなし。そんな坂本は1人3役を背負うことになる。
まずは「打」だ。この日は4番・岡本和の後の「5番」。クリーンアップの一員としてポイントゲッターの役割が期待される。
次に「守」。巨人はリーグワーストの41失策と相変わらず締まらない守備陣の引き締め役を担う。原監督が復帰早々、遊撃に入れたのも、そんな狙いがありそうだ。とあるチーム関係者がこう言った。
「3つ目は主将として若い投手陣に活を入れたり、3連敗中のチームを鼓舞する『鬼軍曹』の役割。阿部が引退してコーチになって以来、これは坂本にしかできない仕事。岡本和や丸には務まらない重要な役割なんです」
■存在感は抜群も…
原監督は「坂本がいるとチームが落ち着く? それはそうでしょうね!」と声のトーンを上げ、「いい時間を過ごしたと思うよ。結構時間を取ったわけだし、最後までいてくれるといいね」とうれしそうだった。
ただ、今季は左脇腹と右膝を痛め、すでに2度離脱している。古傷の腰も万全ではなく、満身創痍の状態だ。巨人はなんだかんだで坂本次第。もし「3度目」があるようなら、それは巨人がV逸する時である。