大谷翔平2年連続「二刀流球宴」決定も…舞台のドジャースタジアムは投打で“鬼門”

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 米大リーグ機構(MLB)は日本時間11日、オールスター(20日=ロサンゼルス)の投手と控え野手を発表。すでにファン投票でア・リーグDHに選出されているエンゼルス・大谷翔平(28)は機構推薦により、先発投手にも選ばれた。投打同時選出は2年連続で、「1番・投手兼DH」の特別ルールで出場した昨年に続いて二刀流で起用される可能性もある。

 さて、今年の球宴の舞台となるドジャースタジアムは、打者・大谷にとって相性の良い球場とは言えない。通算21打数6安打、打率.286はまあまあとして、打点1、本塁打はゼロだ。昼夜の寒暖差が大きいため、霧が立ち込めるなど空気が湿気を帯びてボールが飛びにくくなる。中堅から本塁方向に吹く風も打者にとってはマイナスだ。

 そんな球場の特性に加えて、大谷がポスティングでメジャー入りしたときの経緯がマイナスに作用しているとの指摘がある。

 ドジャースは大谷が球団を選ぶ際、最終面談にこぎつけた7球団のうちのひとつ。結婚記念日にもかかわらず面談に足を運んだエース・カーショーは、選考から漏れて怒り心頭。「彼はDHをやりたいと決めているようだった。彼の興味を引いて契約にこぎつけるために、多くの人たちが多くの時間を費やした。時間と労力の壮大な無駄遣いをさせた代理人には怒りを感じる」と言った。最初にオープン戦で大谷と対戦したカーショーは大谷の印象を聞かれ、「興味がない」とそっけなかったから、怒りは大谷本人にも向いていた可能性がある。

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