山梨学院&創志学園(岡山)が地方大会V 夏の甲子園ではダークホース2校が旋風起こす
高校野球は地方大会が大詰めだ。
山梨県では山梨学院が17-1の決勝最多得点の圧勝で甲府工を下し、3年ぶり10度目、春夏連続の甲子園出場を決めた。
総合力の高さを見せつけたのは、準決勝の強豪・東海大甲府戦だ。無安打で先制すると、先発・山田からエース榎谷の継投で逃げ切った。この日の決勝は長打6本を含む計15安打で甲府工をねじ伏せた。
高校野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏がこう言った。
「甲子園ではまだ1大会1勝が最高。前回出場まで3回連続で初戦敗退なのは意外ですが、エースの榎谷は好投手で、相沢、岩田のクリーンアップは1年生の夏に行われた甲子園の交流試合にも出場していて経験豊富。センバツ時のチーム打率は出場校中トップの4割超え。センバツ優勝校の大坂桐蔭と張り合えるほど戦力が充実していて、吉田監督も手応えを感じているようです。1大会2勝どころか、山梨県勢初の深紅の優勝旗を狙っていると思います」
岡山県では創志学園が昨夏の出場校・倉敷商を2-0で破った。立役者は5安打完封劇のエース・岡村である。