ヤクルト村上を支える「5番サンタナ」が今オフの目玉に! 引き留められるか、争奪戦か?
■巨人やソフトバンクが参戦か
ただ、ヤクルトは喜んでばかりもいられない。サンタナは年俸約2億円の1年契約。オフの争奪戦は避けられない。
セ球団の編成担当は「サンタナを欲しくない球団なんてありませんよ」と、こう続ける。
「ただ、額が額だけに参戦球団は限られる。確実なのは巨人やソフトバンクでしょう。ソフトバンクはデスパイネとグラシアルのキューバ出身助っ人2人がともに今季限りともっぱら。長距離砲はノドから手が出るほど欲しい。現状でのNPB最強助っ人とあれば、巨人にとっても垂涎の的です。資金力のある楽天、オリックスあたりもどう出るか。お粗末な外野守備を補って余りある活躍が見込めますからね」
もちろん、ヤクルトもサンタナを必死に引き留めるだろう。しかし、今オフは本塁打王、打点王の2冠が確実視される村上の年俸問題が控えている。仮に日本球界18年ぶりの三冠王となれば、それこそ現在の2億2000万円から倍以上の大幅アップも考える必要がある。
ヤクルトは19年オフに年俸約5億円の7年契約を結んだ山田も抱えており、サンタナの盟友であるオスナともオフに年俸約1億6000万円の3年契約を結んだばかり。サンタナに回すカネがどれだけあるか。
FA宣言選手と並ぶオフの目玉となりそうだ。