大谷翔平104年ぶり「2桁勝利&2桁本塁打」達成も…サイ・ヤング賞はスプリットの精度次第

公開日: 更新日:

 アナハイムは4月の開幕から7月まで空気が乾燥しているため、球種によっては、ただでさえ滑りやすい大リーグ公認球が指にかからず、スプリットは必要以上に抜けて制球が定まらないのだという。

 大谷に限ったことではないにしろ、多湿となる夏場以降は指のかかりが良くなるため投手にとっては最適な季節となる。大谷はリアル二刀流の実質1年目の昨季も夏場までスライダーを多投したが、その後、モデルチェンジ。昨季8月は10.6%だったスプリットの比率が、9月は27.5%までハネ上がった。

 スプリットを織り交ぜた8月以降は7試合に登板、5勝0敗、防御率1.96。昨季は本塁打王争いに専念するため、9月27日のマリナーズ戦を最後に登板しなかったが、レギュラーシーズン後半の投球内容は目を見張るものがあった。

 奪三振率(13.03=リーグ1位相当)の高さからア・リーグのサイ・ヤング賞候補に挙がっている大谷のタイトル取りはスプリットの精度にかかっていると言えそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も