<36>やり投げ・北口榛花選手も…指導者と選手の言い合いや喧嘩は信頼関係あるからこそ
今月は仕事と帰省を兼ねて家族と北海道へ行っていた。そんな中、同じ道民として応援しているやり投げの北口榛花選手が大活躍。うれしい限りだ。7月の世界陸上で日本女子の投てき種目で初のメダルを獲得。世界ランク1位に輝いた。その後のダイヤモンドリーグでは3大会連続で表彰台に上がっている。
北口選手が世界陸上でメダルを争っている最中、チェコ人のセケラク・コーチと怒鳴り合いの喧嘩をしていたというニュースを見てちょっと笑った。北口選手にとって必要なコーチで良かったと感じた。
私もW杯のとき、富士急の長田監督と喧嘩のような雰囲気になったことがある。エッジがノーマルスケートからスラップスケートへ変わっていった時期。エッジのポジションがイマイチ決まらず、調子が悪くてモヤモヤしている中、「とりあえず(氷に)乗っておけ」と言われてイライラ。現状を伝えても食い違うのでイライラ。そんな状態で滑ってもタイムが出ないのでさらにイライラ。合わないまま氷に乗ったことによってフォームが崩れないんだろうかという焦りも出てくる。
タイミングがズレたりすると修正するのが大変なのに、「大丈夫だ」と他人事のように言うから腹が立つ(笑)。最後には「おかしくなっても知らないですからね!」「これでダメだったら監督のせいですからね!」と吐き捨てることもあった。