好スコア続出のやさしいメジャーでは女子プロのレベルは上がらない
ウエッジの性能も日進月歩である。グリーン回りのラフからも、以前よりはるかにワンパット圏内にやさしく寄せられるようになっている。
コースセッティングはクラブがすごい速さで進化していることをよく頭に入れておかなければならない。グリーン回りをもっと難しくしないとパーオンした人もグリーンを外した人もたいしてスコアが変わらないということになる。
今年の日本女子プロゴルフ選手権の最終日、上がり数ホールのホールロケーション(ピン位置)について、「海外のメジャーならもっとタフな位置にカップを切るんだけどなあ」と感じながら見ていた。
最終日の上がり数ホールを、どうしてあんなにやさしいところにピンを立てるのだろう。追いかける選手にバーディーを取りやすくして逆転のドラマを演出して、試合を盛り上げようとするためだろうか。
国内のどのツアー競技でも海外へ行ってすぐ勝てる選手を育てるセッティングをして欲しい。