著者のコラム一覧
岡崎朋美長野五輪メダリスト

1971年、北海道清里町出身。94年リレハンメルから98年長野、2002年ソルトレークシティー、06年トリノ、10年バンクーバーと日本女子最多の冬季五輪5大会出場。長野で日本女子短距離選手初のメダル(銅)を獲得した。07年に結婚、10年12月に女児を出産。14年ソチ五輪代表入りを逃し、現役引退。20年マスターズ国際スプリントゲームズで世界新記録を更新して金メダル獲得。現在は全国各地で講演会を行う。聖徳大学客員教授。日本学生陸上競技連合理事

<39>選手強化の“虎の穴”に潜入 NTCやJISSはアスリートの出会いの場?

公開日: 更新日:

 先日、久しぶりにNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)とJISS(国立スポーツ科学センター)に行ってきた。10月10日、体育の日に開催される「スポーツ祭り2022」の仕事で、NTCの施設紹介映像に出演した。

 一般公開されている一部以外は強化指定を受けたトップ選手でなければ入れない場所ばかり。キレイな宿泊施設や高地トレーニングのできる低酸素ルーム、「勝湯」(かちのゆ)といわれるお風呂にも“潜入”した。各施設に入ると、選手がいないのに汗のにおいがプ~ン。選手たちの汗と涙と鼻水が目に浮かんだ。

 私は現役の頃、あまりNTCやJISSには縁がなく、健康診断や研修くらいでしか出入りしたことがない。それでも、無酸素運動の機械は見ただけでも拒絶反応を起こした。自分の能力をデータから分析するためにトレーニングしたことがあったからだ。思い出したくもない。あの極限までの追い込み……。

 選手食堂に行くと、コロナ対策もあってパーティションが敷かれ、人数制限もあるのか人はまばら。昔は団体競技の選手たちがワイワイと集い、普段は会えない他競技の人たちとの貴重な交流も盛んだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出