楽天1位・荘司康誠“188cm長身右腕”驚異のポテンシャル 1年後はバリバリ先発ローテ入り
今年のプロ野球ドラフト会議で競合したのは、巨人と阪神が重複した浅野翔吾(高松商)と、楽天とロッテが入札したこの荘司康誠(立教大)だけだった。
MAX157キロを誇る身長188センチの大型右腕を引き当てた楽天の石井一久GM兼監督(49)は、米田球団社長が抽選で交渉権を獲得した瞬間、控室で大きくガッツポーズ。
「本当にポテンシャルが高い投手。長くイーグルスの中心になってくれると思う」と喜んだ。
荘司を最後まで1位候補に残していたという在京セ球団のスカウトがこう言う。
「チーム事情から1位指名を見送ったが、素材的には今年のナンバーワンと評価していた。球速はもちろん、長身から投げおろすボールに角度とキレがある。カーブも鋭い。自分で配球を考えるアタマもあり、今春のリーグ戦で2本塁打を放つなど身体能力も高い。今年のドラフトは全体的に不作だったのは事実だが、荘司はその中で唯一、1年後にはバリバリの先発ローテーション投手になっている姿が想像できる」
そのポテンシャルは、投手コーチとしてダルビッシュ、大谷翔平、佐々木朗希らの育成に携わったロッテの吉井新監督が指名にゴーサインを出したことでもよくわかる。