ヤンキース戦中止の理由はカナダの山火事による「大気汚染」…世界最悪の水準まで及ぶ
カナダ東部で多発する山火事がMLBに“飛び火”した。
■上空が薄茶色の大気に包まれる
火災による煙がニューヨークなどの東海岸の都市に流れ込み、各地の大気の質が低下。ヤンキースタジアムやフィラデルフィアのシチズンズバンクパーク上空も薄茶色の大気に包まれたため、現地時間8日に予定されていたヤンキース戦、フィリーズ戦の2試合が中止となり、9日にダブルヘッダーを実施することになった。
民間の調査によれば、7日午後の時点でニューヨーク市の大気汚染は主要国の大都市では世界最悪の水準に達したとしている。
大リーグが降雨や降雪などの悪天候ではなく、大気汚染の影響を受けたのはワシントン州やオレゴン州にかけて発生した大規模な山火事により、マリナーズがシアトルでのパドレス戦、ジャイアンツ戦を延期した2020年以来のこと。この時は会場をそれぞれ敵地に変更して実施された。