渋野日向子「いいところナシ」7オーバー134位T大幅出遅れ…“重症ゴルフ”で復調の兆し見えず

公開日: 更新日:

 渋野は今季LPGAツアーでは一度も予選落ちがないとはいえ、7試合に出場してトップ10入りは1回だけ。ポイントランキングも55位と昨年(36位)より悪い。

 左手親指に痛みを感じてまともにプレーできず、先月に帰国してから国内2試合に出場したが、どちらも予選を通過できなかった。

 急ごしらえのベースボールグリップで対応しているが国内でダメでも、タフな海外メジャーなら通用すると思ったら大間違いだ。

 そもそもケガはスイングをフラットにしたり、アップライトにしたりと、いきなり大きく変えたのも原因のひとつだ。

 LPGAツアーで戦うにはもっと飛距離が必要とスイング改造に取り組むのはいいが、そのリスクまで考えていなかったとしたら、プロゴルファーとしての甘さを指摘されても仕方がない。

■「イメージが湧いてこない」

「いいショットを打っても(コース攻略の)イメージが湧いてこない。難しいと思ってプレーしたのがパターにも影響した。ゴルフにならなかった。(明日に向けての修正は)やることがたくさんありすぎる」(渋野)

 シブコ人気は依然高いが、現状はそれに伴う成績がまったく出ていない。

 目がうつろに、肩を落として足取り重くラウンドする様子をファンも見たくないはずだ。復調の兆しがまったく見えないだけに渋野のゴルフは“重症”といえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…