巨人・大勢“勤続疲労”に見る「フォークとWBCの危険な関係」…佐々木朗希でさえ連続失点中
そこで大勢である。突出して悪い広島戦のみならず、今季の防御率は3.00。ルーキーだった昨季は歴代最多記録に並ぶ37セーブを挙げ、新人王のタイトルを獲得したが、今季は絶対的な存在ではなくなっている。それにしても、。
2006年、09年と2大会連続でWBCに出場した馬原孝浩氏(元ソフトバンクなど)は日刊ゲンダイにこう証言している。
「(WBC球は)真っすぐが抜けてしまうだけでなく、僕にとっての生命線のフォークボールもすっぽ抜けてしまう。それでも投げないと抑えられない。メジャーリーガーの松坂大輔さん(レッドソックス)に『指にボールを深く挟むと滑るので、ツーシームのように少し指を広げるイメージで投げるしかない』とアドバイスしてもらい、だましだまし投げました。準決勝の米国戦で2失点した時には完全に『フォークイップス』になっていました。右肘から先の前腕がパンパンに張るから、しっかりケアをしないと故障していたと思います」
ここまで好調なオリックスの山本、巨人の戸郷といった「侍フォーク投手」も中にはいるが、大勢には危険な兆候が出ているといってよさそうである。