陸上DLロンドン大会110mハードル2位の泉谷駿介と王者G・ホロウェイとの「共通点」
一方、泉谷は武相高時代、100メートルや走り幅跳び、走り高跳び、投てきなどを行う八種競技でインターハイで優勝している。昨年の全日本実業団対抗選手権の走り幅跳びではこれまでの自己記録(7メートル92)を上回る8メートルで優勝。同年世界選手権代表で東京五輪6位入賞の橋岡優輝を負かしている。
泉谷の実力を知る橋岡は、ある陸上関係者に「泉谷に走り幅跳びをやらせないで欲しい」と苦笑いしながら語ったそうだが、走り幅跳びに絞っても世界大会でメダルが狙える実力があるのだ。
泉谷は三段跳びでも16メートル08の記録をもつ。これは今年の日本選手権2位に相当する。
84年ロス五輪から100メートルを連覇したカール・ルイスは、走り幅跳びでロス大会から五輪個人種目4連覇の偉業を達成したことは陸上ファンなら覚えているだろう。
泉谷は来月の世界選手権110メートルハードルでメダルを取ったら、パリ五輪の二刀流もあるか?