岐阜・大垣日大“仏”の阪口慶三監督を直撃! 79歳でも高校球児を指導し続けるワケは?

公開日: 更新日:

「……。名前なんてもんは自然に覚えていくもんだから。3年間過ごせば、覚えられる」

 ──いつまで監督を続けたいですか。

「わかりません。私は勤め人だから。……やりたくても、辞めろと言われるから。理事長が言うこと。やる、やらんは私の関知することじゃない」

■「いまでも燃えています」

 ──このトシまで野球を続けている理由は。

「(数秒の沈黙の後、つぶやくように)いまでも燃えています」

 ──燃えている?

「いや、毎年」

 ──野球が好きなんですね。

「うん。野球が好き。私の人生」

 ──何年やっても、やりがいがあると。

「毎日、毎日、子供たちと顔を合わせるだけで……。その繰り返しで愛情が湧く。その子たちが成長してくれたら、それはうれしい。こうやって甲子園に来れて、うれしい」

 ──初戦は近江(滋賀)です。

「勝負だからね」

 ──勝負ですね。

「やってみないとわからん」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動