岐阜・大垣日大“仏”の阪口慶三監督を直撃! 79歳でも高校球児を指導し続けるワケは?
「……。名前なんてもんは自然に覚えていくもんだから。3年間過ごせば、覚えられる」
──いつまで監督を続けたいですか。
「わかりません。私は勤め人だから。……やりたくても、辞めろと言われるから。理事長が言うこと。やる、やらんは私の関知することじゃない」
■「いまでも燃えています」
──このトシまで野球を続けている理由は。
「(数秒の沈黙の後、つぶやくように)いまでも燃えています」
──燃えている?
「いや、毎年」
──野球が好きなんですね。
「うん。野球が好き。私の人生」
──何年やっても、やりがいがあると。
「毎日、毎日、子供たちと顔を合わせるだけで……。その繰り返しで愛情が湧く。その子たちが成長してくれたら、それはうれしい。こうやって甲子園に来れて、うれしい」
──初戦は近江(滋賀)です。
「勝負だからね」
──勝負ですね。
「やってみないとわからん」