夏の甲子園では見られない逸材たち 地方大会で敗れた「高校生ドラフト候補5人」の真価

公開日: 更新日:

日当直喜(投手・190センチ・105キロ・右投げ右打ち=東海大菅生)

 恵まれた体を支える足のサイズは31センチと巨大だ。

 長い右腕をムチのようにしならせて繰り出す直球の最速は151キロ。センバツ8強入りの原動力となった。

 西東京大会の駒大高との5回戦では、4番手として登板。タイブレークの延長十回に2点を失い、敗退となった。

 それでも「今年は大学生投手が豊富ですが、その中でもドラフト上位として食い込める素材です」とパ球団スカウトがこう話す。

「注目されがちなのは体格と球速ですが、私が特に評価しているのはフォークボールです。決め球に使う落差の大きいものに加え、カウントを取るためのものなど数種類を使いこなすことができる。キレやコントロールの精度も高い。指先の感覚が研ぎ澄まされている証拠。今は粗削りでも、体もできてきているし、プロで鍛えればモノになると思う」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…