巨人痛恨のサヨナラ負けで再び借金地獄へ…接戦に弱すぎる最大要因は「首脳陣の采配力」

公開日: 更新日:

 巨人がまた接戦を落とした。16日の中日戦でサヨナラ負け。1-1で迎えた九回に4番手の船迫が1死満塁のピンチを招くと、代わった今村が元同僚の宇佐見に右前打を浴びてジ・エンドだ。

「1点で(試合を)支配するのは難しい」

 と、試合後の原監督は3併殺の拙攻を嘆いたものの、開幕から続くリリーフ陣の不調も大きい。

■1点差試合は1勝7敗

 巨人の救援防御率は試合前の時点でリーグワーストの3.90。一時、復調の気配を見せたのも束の間、6月30日に守護神の大勢が上肢のコンディション不良で登録抹消されると、以降の33試合で逆転負けは実に11試合。7月以降の1点差試合は1勝7敗で、2点差試合と合わせると2勝11敗とことごとく接戦を落としているのだ。

「原監督は開幕後、特に前半戦で勝ち試合も負け試合も関係なく、リリーフ投手を矢継ぎ早につぎ込んだ。その影響がずっと尾を引いている。接戦の弱さは、ベンチワークの問題。7月以降だけを比べても、阪神は1点差試合が6勝1敗、2点差を含めれば12勝2敗。リリーフ陣と采配力の差がモロに出ている」(巨人OB)

 巨人はこの日の敗戦で再び借金1。3位のDeNAとは1.5ゲーム差だが、CS進出に向けて明るい材料が見えない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり