巨人・山﨑伊織はプロ初2ケタ勝利おあずけ…来季続投の“命綱”打たれ原監督ホゾを噛む

公開日: 更新日:

 野手も昨年ドラフト4位の門脇誠(22)が91試合、20年ドラフト3位の中山礼都(22)も60試合に出場している。

 例年以上に若手を起用しているという自負もあってか、原監督は前半戦終了時のオーナー報告後に「ピッチャー陣の成長。経験値の浅い、給料もあまり高くない、そういう選手たちが成長している姿を(山口オーナーから)非常に評価していただいた」と、話していた。

 3年契約の2年目を迎える原監督は昨季、4位に低迷。今季もBクラスに終わるようなら成績不振の責任を取り、任期を1年残して退任に追い込まれるとの声もある。

 シーズン終盤を迎え、首位阪神とのゲーム差は12.5。20年以来のリーグ優勝は絶望的な上に、借金2の4位でAクラスも危うい位置にいる。

 そんな指揮官にとって山﨑伊の成長はいわば、来季続投の命綱。「明日のスター候補」が2ケタ勝てば、続投を後押しする材料になるだろう。

 巨人の残り試合数はまだ30以上あり、山﨑伊に2ケタ勝利のチャンスは残されているものの、原監督が枕を高くして寝られる日はまだ遠そうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…