巨人・山﨑伊織はプロ初2ケタ勝利おあずけ…来季続投の“命綱”打たれ原監督ホゾを噛む
野手も昨年ドラフト4位の門脇誠(22)が91試合、20年ドラフト3位の中山礼都(22)も60試合に出場している。
例年以上に若手を起用しているという自負もあってか、原監督は前半戦終了時のオーナー報告後に「ピッチャー陣の成長。経験値の浅い、給料もあまり高くない、そういう選手たちが成長している姿を(山口オーナーから)非常に評価していただいた」と、話していた。
3年契約の2年目を迎える原監督は昨季、4位に低迷。今季もBクラスに終わるようなら成績不振の責任を取り、任期を1年残して退任に追い込まれるとの声もある。
シーズン終盤を迎え、首位阪神とのゲーム差は12.5。20年以来のリーグ優勝は絶望的な上に、借金2の4位でAクラスも危うい位置にいる。
そんな指揮官にとって山﨑伊の成長はいわば、来季続投の命綱。「明日のスター候補」が2ケタ勝てば、続投を後押しする材料になるだろう。
巨人の残り試合数はまだ30以上あり、山﨑伊に2ケタ勝利のチャンスは残されているものの、原監督が枕を高くして寝られる日はまだ遠そうだ。