巨人は“泣きっ面にハチ”…主砲・岡本和真は登録抹消、2位広島には痛恨の逆転負け
すでに自力優勝が消滅している巨人。こうなった以上、上位チームを叩いてのCS進出を目標にするしかないが、29日は広島戦の前から悪いニュースがチームを襲った。
主砲の岡本和真(27)と好調な梶谷隆幸(35)が発熱のため、特例2023の対象選手として選手登録を抹消されたのだ。岡本が34本塁打、83打点で目下二冠なら、梶谷は打率.297と当たっていた。
好調な2人を欠いた巨人は、試合でも精彩を欠いた。六回には先発の山﨑伊織(24)が、巨人戦をカモにするデビットソンにソロ本塁打を浴びた。デビットソンはこれで18本中、半分の9本が巨人戦での一発だ。
その直後、坂本勇人(34)の二塁打や長野久義(38)の5号ソロなどで逆転するも、八回には勝ちパターンのリリーフを務める高梨雄平(31)が末包に逆転3ランを浴びた。
2位の広島を叩くどころか、痛恨の逆転負けを食らって、この日阪神に勝った3位・DeNAとのゲーム差は1.5に広がった。
主砲を欠いて、なおかつ上位の広島戦での逆転負け。「全員で戦っていくということに変わりはない」とは試合後の原監督だが、厳しい状況に変わりはない。