女子やり投げ北口榛花、男子走り幅跳び橋岡優輝…日本陸上トラック&フィールドはなぜ急成長した

公開日: 更新日:

 DAのプログラムは語学研修、リーダシップ教育、メディア対応、法的問題、金融教育など多岐にわたり、栄養や心理面のサポートもある。北口の日大時代の監督だった小山裕三氏(佐野日大短大学長)は、「DAの一番のメリットは海外遠征です」と言う。

「北口が高校・大学時代に数多く海外に行くことができたのはこの制度のおかげです。現地では不安もあるが、スタッフがサポートしてくれる。豊富な海外遠征の延長にチェコの指導者(セケラック氏)との出会いがあり、チェコ留学につながった。私が日大の監督時代は橋岡を指導していた元日本記録保持者の森長正樹コーチに『海外に行かせろ、行かせろ』と言ってました。橋岡は昨年から短距離のサニブラウンや世界のトップ選手が所属するフロリダの名門チームで指導を受け、助走を改善しました」

■「負けることも多い」海外での経験は大きい

 小山氏が続ける。

「北口に話を戻せば、大会で優勝を争う選手たちは海外試合で何度も戦う顔見知りです。敵というより、ライバルであり友でもある。負けても勝者を称賛する関係。そんな試合環境ができたことも好成績につながったことは間違いない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった