水球・浦映月の高校進学は…「石川県にはおまえが必要だ」恩師の説得で“全国常勝”の男子部に
1年時に日本代表入り。代表合宿や遠征のため、高校に通えた日数は全体の半分ほどだった。それでも、「結果的には金沢工高を選んで大正解でした。あれほど恵まれた練習環境は他になかったと思います」と断言する。
■秀明大でカルチャーショック
卒業後の進路を秀明大に選んだのも、無論のこと水球を第一優先に考えた結果だ。
同大は2015年に水球部を創部してからというもの、16年から現在まで日本選手権を7連覇中。また、日本で唯一の女子水球専用施設「ウォーターポロアリーナ」を保有するなど、環境は日本一といっても過言ではない。
すでに日本代表としてプレーするなど、それなりの自信を持って始まった新生活だったが、当初は戸惑うこともあった。
「“秀明水球”がまったく分からなかったんです。石川県にいた頃は私がチームの中心で、みんなが私にボールを集めて、全て自分でやる、という感じだったので。でも、秀明水球は選手全員の力を引き出すようなプレースタイルが求められました」