ロッテ小島和哉は「踏まれて伸びる麦」タイプ 今季最終戦でCS進出決定&2位確定の立役者に

公開日: 更新日:

 開幕投手がラストゲームを締めた。

 今季ペナントレース最終戦となった、10日の4位楽天vs3位ロッテ。ロッテは勝てば2位、引き分けで3位、負ければ4位。天国と地獄のはざまで先発した左腕・小島和哉(27)が、7回6安打無失点に抑え、今季10勝目をマーク。チームの2位確定に貢献した。

 小島は今季、自身初の開幕投手に抜擢された。首脳陣の期待は大きいが、なぜかロッテ吉井理人監督はこの左腕に辛辣なコメントをすることが多い。

 小島が打たれて黒星発進となった開幕戦後は、「同点だったので開幕投手を責任もって投げさせたけど、こっちの判断ミス」とチクリとやると、6回無失点で今季6勝目を上げた8月13日は、106球を費やしたこともあってか、「もっとすいすい投げなきゃ」とダメ出し。続けて、「5回で100球近く行くっていうのは、ノックアウトされたのと一緒。あんなことをしてたら先発ローテは任せられない」とバッサリだった。

 吉井監督は打線や投手陣など、大まかなくくりで苦言を呈することはあれど、マスコミを通じて選手の個人攻撃はしない。小島にだけ厳しいのは、むしろ「踏まれて伸びる麦」と認識しているからこそだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在