大谷翔平ドジャースでの「二刀流」完全復活は3年後か…1度目の手術からの軌跡を振り返る
だが、ドジャースとて無尽蔵に金があるわけではないし、来季は打者としてしか使えない大谷一人で、他の補強をしないというわけにはいかない。
そこで苦肉の策として、アメリカのメディアが伝えているように、契約金のほとんどを契約終了後の2034年から10年かけて支払うという異例の条件になったのではないか。
MLBでは、ヤンキースが巨人で、ドジャースが阪神といってもいいほど人気があり、メディアの注目度も、ファンたちの熱狂ぶりも、エンゼルスとは比べものにならない。
1000億円男というレッテルが貼り付けば、それに見合う成績が求められるのは当然であろう。チャンスで凡退すれば「1000億円野郎」とファンから罵声が飛ぶはずだ。
大谷は右肘をリハビリ中である。しかも、2回目の手術の後だから、恐怖感もあるはずだ。来季は投げないが、打撃にも影響が出る。大谷は左打ちだから右腕にかかる負担は半端ではないはずだ。
ヤクルトで3度も肘の手術をして、その都度、復活を果たした館山昌平元投手は、「違和感や怖さはずっとあった。なくなったのは術後2年目だった」と語っていた。