大谷翔平ドジャースでの「二刀流」完全復活は3年後か…1度目の手術からの軌跡を振り返る

公開日: 更新日:

 大谷も同じだろう。それは前回の手術後の成績を見ればよくわかる。

 最初の肘の手術をしたのは2018年。翌年はリハビリをしながら打者に専念。ホームラン18本、打点62、打率.286。大谷にしては物足りないものだった。

 翌2020年は投手として2試合に出て1敗。ホームラン7本、打点24、打率.190。どん底を味わった。復活したのは2021年になってからだった。

 大谷もドジャース側も短期では考えていないはずである。だが、短絡的な日本人やメディアは、今季と同じくらいの40本以上のホームラン数を来季に期待し、ダメだったらあっという間に手のひら返しをして、大谷フィーバーはしぼんでいくのではないか。

 もちろん大谷は、そんなことは意に介さず我が道を行くだろう。私は二刀流完全復活は3年後になると思っている。長い目で見てやろうじゃないか。 (文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も