中日・立浪監督は「改革者」か「破壊者」か…来季契約最終年で問われる真価

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 25日、中日の球団事務所が仕事納めを行い、吉川克也球団社長は「立浪監督にお願いしている改革は道半ば。ぶれずに信念を持ってやって下さいとお願いした」と話した。来季が3年契約の最終年を迎える立浪監督は今季、2年連続の最下位に終わった。若手を積極的に起用することでチームの再建を図っているが、特に積年の課題である生え抜き野手の育成に関しては成果が出ているとは言い難い。

 岡林勇希(21)はシーズン終盤まで最多安打のタイトルを争うなど一本立ちしたものの、19年ドラフト1位の石川昂弥(21)は今季、121試合に出場で、打率.242、13本塁打、45打点。不安定な守備の課題も解消されず、中軸を任せられるまでには至っていない。

 遊撃のレギュラー候補の龍空(20)も、今季は114試合で打率.187、1本塁打、18打点。いくら守備が良くて足も使えるとはいえ、打撃力アップは喫緊の課題だ。昨年のドラフトで入団した福永裕基(27)と村松開人(22)も打率は2割台前半と低迷。龍空と同様、打撃に課題がある。立浪監督が就任時から力を入れる二遊間の固定は一向にできそうにない。

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