巨人・浅野翔吾 腰痛で春季キャンプ「故障班スタート」がむしろ好都合の根拠
「秋のキャンプもできなかったし、それで一軍スタートとか、そんな甘い世界ではない。故障班です」
巨人のスタッフ会議が19日、都内のホテルで行われ、阿部慎之助監督(44)が、腰痛の影響で秋季キャンプ不参加だった高卒2年目の浅野翔吾(19)の春季キャンプの振り分けについて、こう説明した。
2022年ドラフト1位で入団した浅野は腰痛に関して現在、「70~80%まで回復している」と明かし、打撃練習も行っている。さる巨人OBがこう言った。
「阿部監督は浅野を『センターのレギュラー有力候補』と名前を出して期待しているけど、ヘルニアだから慎重になっている。浅野は今月中旬にイチローと自主トレをやったと明かしていて『打席での心構えを聞いた』とキャンプに向けて腕まくりしていた。しかし、巨人の外野は激戦区。阿部監督は2年目・萩尾、ドラ3ルーキー・佐々木の名前を挙げて中堅のレギュラーを競わせる意向を示している。この日、オーナーが示唆したように外野手の外国人補強も秒読み。一軍スタートならどうしたって焦る。まだ完調じゃないなら、腰痛がブリ返す恐れもある。あまり注目されない故障班でスタートするのはむしろプラスではないか」