巨人獲得オドーアはメジャー178本の長距離砲だが…「バットに当たるか?」それが大問題だ
「長所はパワーだけ。安定感に欠け、四球は少なく、大量の三振をする」
巨人が21日までに基本合意した新外国人野手のルーグネッド・オドーア(29、右投げ左打ち=前パドレス)について、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はこう辛辣な評価を下している。
2014年にレンジャーズでメジャーデビューしたオドーアは、メジャー10年で通算178本塁打の長距離砲。阿部慎之助監督(44)は、内外野をこなす器用さも評価しているようで、レギュラー不在の「右翼」で使う方針を固めているというが、肝心の打撃に懸念材料が多いようだ。
「22年まで8年連続で2ケタ本塁打、レンジャーズ時代に3度の30発以上を記録した大砲です。身長180センチとそれほど体は大きくありませんが、スイングが速くて強く、ボールにきちんとコンタクトできれば、低めの球でもスタンドに運ぶパワーがあります」と、メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。
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