ソフトバンク和田毅が激白! 43歳での覚悟、若手への苦言の真意、「人的補償」騒動への本音
和田はオフの契約更改で、若手について、「一生懸命やってるとは思うけど、まだ物足りないかな」と苦言を呈した。常に引退の覚悟を持っている和田だからこその言葉だったのか。
「少なくとも、僕が筑後の二軍施設で練習をした時に見た範囲では、『もったいない』と感じました。あれだけの施設が二軍宿舎と隣接しているのに、僕が帰る時は誰も練習していなかったこともあった。もちろん、たまたま休養日だったかもしれないし、それはわからない。でも、何とか這い上がろうとギラついた雰囲気だったり、僕に積極的に質問してくる子はいなかったですよ」
■プロテクト騒動は…
今キャンプでも、ソフトバンクの選手は大半が午後3~4時で練習を終え、帰りのバスに乗る。渡米前、和田がソフトバンクに在籍していた十数年前は、それこそ日が暮れるまで主力が練習していることもザラだった。
「まあ、練習時間が長ければいいってものでもないし、チームの方針もある。今は効率性が重視され、休養だって重要ですから。何が正しいかはわかりません。それでも、今の若手は『何とかして首脳陣に自分を見てほしい』『とにかく目立ってアピールしたい』というものが……。それは自分も感じているし、他の主力も感じていると思いますよ。ただ、いくら僕を含めて周囲が苦言を呈したって、最終的にやるのは本人です。(主力の)競争相手がいなければいないで、それでもいいんですよ。上にいる僕らが楽になるだけですから。でも、それは果たしてチームにとっていいことなのか? と考えると、また別の話ですからね」