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宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

国内開催の欧州ツアーで期待する日本男子プロの「その瞬間」

公開日: 更新日:

 半田会長は常々、男子ゴルフ界の低迷を嘆いていた。

「あらゆるスポーツがグローバル化して活気を呈しているのに、男子ゴルフだけが内向きで、時代の流れに逆行しています。そのため今や実力のバロメーターである世界ランキングポイントが下落の一途で、海外雄飛を目指す若者の夢や希望を阻んでいます。これを打破するには、国内で世界ランキングの高い試合をつくるしかなく、それには国際的な大会を開くしかありません。だから私はあらゆるコネとディベート力を使ってDPWTの日本開催を実現させました」

 昨年の「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(茨城県・PGM石岡GC)には90人のDPWT選手が参加。日本選手でベスト10入りしたのは4位タイの岩田寛だけだったが、半田会長の思惑通り、国内大会における世界ランキングポイントは文句なしのトップだった。

 今年行われる「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(4月25~28日)は、世界的に知名度の高い太平洋クラブ御殿場コースが舞台。これも半田氏の希望によるものだ。

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