ベッツにカーショー、フリーマン…ド軍MVP3人の仰天素顔

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ムーキー・ベッツ(背番号50)

 メジャーを代表する「5ツールプレーヤー」(ミート力、長打力、走力、守備力、送球力)だ。

 レッドソックス時代の2018年に首位打者を獲得し、5年ぶりの世界一に貢献。ア・リーグMVP、シルバースラッガー(SS)賞、ゴールドグラブ(GG)賞にも選出された。同じ年に、打撃タイトル、SS賞、GG賞とワールドシリーズのチャンピオンリングを手に入れたのはメジャー史上初めての快挙。フランク・ロビンソン(61年レッズ、66年オリオールズ)以来、史上2人目となる両リーグでのMVPを狙う大谷の強力なライバルでもある。

 身長175センチとメジャーリーガーとしては小柄。ジョン・オーバートン高校(テネシー州ナッシュビル)時代は三拍子揃った二塁手としてメジャーの注目を集めたが、上背がないため、指名に二の足を踏む球団が少なくなかった。地元テネシー大学など複数の強豪大学から勧誘され、本人は進学を決めていたが、ボディーサイズは二の次で能力を重視したエプスタインGM(当時)の方針でレッドソックスから11年のドラフト5巡目(全体172位)で指名された。レ軍は事前に用意していた契約金60万ドル(当時約4800万円)から75万ドル(同6000万円)に上積みしたことから、当時の期待の高さがうかがえる。プロ入り当時についてベッツは「レッドソックスから指名されなければ、プロ入りなんて考えられなかった」と振り返っている。

 スポーツ万能で、野球以外だとボウリングはプロ並みの腕前。オフに出場する大会では何度もパーフェクトを達成している。

 意外にも英国王室とのつながりは深く、ヤンキースとレッドソックスが英国遠征した19年にはヘンリー王子の妻で米国出身のメーガン妃と縁戚関係にあることが判明。専門家が家系図をたどって調べたところ、それぞれの高祖父が兄弟だったという。英国遠征の際、2人は対面し、メーガン妃から親戚として認められたが当然、ベッツに王位継承権はないそうだ。

1992年10月7日
米テネシー州ブレントウッド
31歳 175センチ、82キロ
右投げ右打ち
打率.307、107打点、39本塁打
37億5000万円

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