「通訳解雇」で北米ギャンブラーが大谷翔平の動向に大注目しているワケ

公開日: 更新日:

 そこにきて、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショーナーは29日、大リーグ専門チャンネルの番組で改めて独自の調査に乗り出すと明かし、「大谷選手が(声明で)言ったことを確認するのは重要だ。短期間で終わるといいが、分からない」と長期化を示唆した。競技の公平性、リーグの高潔性を揺るがしかねない事態だけに、弁護士などの専門家による調査委員会が組織されれば、大谷が事情聴取や捜査協力などに時間を取られるのは必至とみられる。

 この日の本拠地開幕戦はスタンディングオーベーションが起こるなど、地元ファンから温かく迎えられた大谷だが、宿敵ジャイアンツ、ダイヤモンドバックスら同地区のライバル球団との対戦では、敵地ファンからのブーイングや、違法賭博を批判するボードが掲げられるなど、精神的な揺さぶりをかけられる可能性もある。

 元通訳の違法賭博によるストレスが成績に影響するようなら、皮肉にも合法ギャンブラーの懐が潤うことになりそうだ。

 その大谷は30日のカージナルス戦に「2番・DH」で出場。

  ◇  ◇  ◇

 関連記事【最大の謎に迫る】…では、ジャイアンツ、メッツの2球団で通訳を務めた経験がある小島克典氏(50)が現場の裏事情について詳しく解説している。通訳が選手から依頼を受けて口座から「億単位」のカネを動かすこともあるそうで――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇