カブス指揮官も大絶賛! 今永昇太「最強打線」を手玉に取った冷静沈着な観察眼

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 日本人のルーキー左腕が好投を続けている。

 カブス・今永昇太(30)が日本時間8日のドジャース戦に登板し、日米通じて初対決となった大谷を空振り三振と三邪飛に仕留めるなど、メジャー最強打線を相手に4回を2安打無失点。雨で約3時間中断したため、四回で降板し、メジャー2勝目はならなかったが、2日のロッキーズ戦からの連続無失点を10イニングに伸ばした。

 注目された大谷との対決を制した今永は「勝負は紙一重だった。きょうはたまたま抑えられただけ」と謙遜したが、ド軍打線をねじ伏せたのは決して「たまたま」ではない。登板に合わせて入念な準備を怠らなかったからだ。

 今永は大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオ以外にも強打者が並ぶ相手打線のビデオを何度も見たという。大谷を2打席とも内角高めの直球で打ち取ったことについて「低めに行ってしまう僕の真っすぐは、あまり効果はないと思った」と説明。初回の第1打席は、ファウルで粘られたことから「どこに投げても自分のスイングが必ずできるなと感じた」と、マウンド上で冷静に観察していたと明かした。

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