エムバペの名前はあるのか? パリ五輪のフランス代表メンバー7月3日発表
なぜなら同じ1984年に自国でEUROを開催し、将軍プラティニに率いられたレ・ブルー(フランス代表)が、見事に初優勝を遂げていたからだ。
やはり当時の五輪サッカーは欧州・南米の国々にとって重要な大会ではなく、W杯の次に勝ちがあるのはEUROであり、南米王者を決めるコパ・アメリカ(現在、米国で開催中=決勝7月15日)ということになる。
しかし、五輪サッカー自体も大会を重ねるにつれてグレードアップしていき、プロの出場とオーバーエージ(OA)枠(年齢制限のない選手3人が出場可)の導入によって、魅力的な選手も出場するようになった。
そこでマクロン大統領も「OA枠でエムバペを五輪代表に」ということになるのだろう。
フランスのサッカー協会は6月3日、パリ五輪に向けてOA選手2人を含む代表候補選手25人を発表したが、そこにはエムバペの名前はなかった。
しかし、五輪代表のアンリ監督は「(五輪代表発表の)7月3日に何が起こるか、それは分からない。リストが代わる可能性もある。誰にでも扉は開けてある」と含みのあるコメントを残した。
果たして結果はどうなるのだろうか?
開催中のEUROの優勝争いと同様、大いに注目されるところである。