ジャパンはあまりに“ウブ”だった…判で押したようなモール攻撃でマオリ・オールブラックスに完敗
エディ・ジョーンズHCは、「ジャパンは相手の22メートルラインのなかに11回攻め込んだ(しかし得点したのは2回)。相手は7回しか我々の22メートルライン内に攻め込んでいないのに、そのほとんどを得点に結びつけた」と話し、「負けることが嫌いだから、負けた結果に怒っている」と言葉を継いだ。
■攻撃の選択肢はもっと用意しているはずなのに…
確かに、強化を始めたばかりのチームには課題が多い。
特に、前半に5回あったゴール前ラインアウトのチャンスをモールにこだわりながら、得点に結びついたのは、共同ゲームキャプテンを務めた原田のトライに至った1度だけ。「この1週間、モールにこだわって練習してきた」と原田は振り返ったが、攻撃の選択肢はもっと用意しているはず。
先週に続いてFBで先発して活躍した矢崎由高や、この日もトライを挙げたWTB根塚洸雅のようなランナーもいるのに、判で押したようにモールを組んでチャンスを逃すのでは、勝負という点から見れば、ジャパンはあまりにも"ウブ"だった。