巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業? 阿部監督ついに激怒「チャンスなのに悲壮感」
かつてパ・リーグの球団から巨人にトレード移籍した選手はこう漏らしていた。
「巨人は欠点やミスを数えていく〝減点法〟で選手を見る。戦力が豊富な球団はそうやって選手をふるいにかけるんです。これは原監督が選手を見る時の特徴でもある。反面、選手の層が薄いチームが多かったパの場合は、少々の短所には目をつぶり、長所を足して伸ばしていく〝加点法〟の球団が多い。そうじゃないと、選手がいなくなっちゃうからです」
つまり、原前監督の顔色を伺うことに慣れてしまった中堅、若手の選手たちが、マイナス思考に陥ってしまっているということだ。
昨17日の阪神との第3ラウンドは、「6番・三塁」で5試合ぶりのスタメン復帰となった坂本が、1-2の四回に同点犠飛。「4番・左翼」で303日ぶりの左翼での起用となった4番の岡本和は、五回にフェンス直撃の勝ち越し二塁打。セ独走の今季54打点目を挙げ、「いい流れに乗れた」とお立ち台で笑顔を見せた。
2試合続けて1点差で阪神に競り勝ち、貯金ターンが決まった首位巨人。後半戦は広島、DeNA、阪神との四つ巴の優勝争いとともに、原前監督の「負の遺産」とも戦わないといけないのだから、阿部監督は大変である。