メジャースカウトは朗希からU18アジア選手権へハシゴ 注目は日本人や韓国人より台湾人選手

公開日: 更新日:

 8月30日、ゾゾマリンのネット裏にはメジャー15球団のスカウトや編成担当者が集結した。ソフトバンク打線を7回3安打無失点に抑えた佐々木朗希(22=ロッテ)の投球をチェックするためだ。

「2日前には中日の小笠原、30日は佐々木をチェックして、その足で台湾に飛んだスカウトも多かったそうです。台湾で行われるU18アジア選手権を見るためです」(放送関係者)

 そのU18アジア選手権が昨2日に開幕。日本代表は香港と対戦、先発全員の17安打19得点で五回コールド勝ち。好スタートを切った日本代表だが、メジャーのスカウトが注目するのは日本人選手でも韓国人選手でもなく台湾人選手だという。

 ア・リーグのスカウトがこう言う。

「ひとりは18歳の右投げ左打ちで投手兼任の内野手、つまり二刀流選手ですね。もうひとりは同じく18歳の右腕。2人ともすでに代理人が付いていて、即メジャーに挑戦する可能性があるのです。それだけにメジャーで通用する選手になるだけの力があるのか見極める必要がある。今回の日本代表で高校から直接、メジャーを目指す選手はいないので台湾の2人ほど詳しい調査はしませんけど、中には日本のプロ野球を経てメジャー挑戦する高校生もいるでしょうからね。素質や将来性をチェックすることはできるだけに、タイミングが合えば、日本代表の試合にも足を運ぶつもりです」

 なお、日本代表は3日、スリランカと対戦する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇