虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る
資金力では巨人が有利
「大山は阪神残留が基本線とみられますが、阪神との下交渉は難航していると聞きました。今後の交渉次第では、FA宣言も視野に入る。大山は関東の茨城出身で、在京志向もあるようです。一塁、三塁が守れる長距離砲の獲得に乗り出しそうな在京球団は、巨人と西武、ロッテでしょう。ヤクルトとDeNAには一塁と三塁に不動のレギュラーがいますからね。中でも巨人は、岡本の代役として、大山に魅力を感じているはずです」
大山の今季年俸は2億8000万円でAランクとみられている。FA権を行使すれば「4年12億円」以上の大型契約に発展する可能性がある。資金力で巨人が有利だ。
「大山は昨季、最高出塁率(.403)のタイトルを獲得。今年は前半戦こそ不調だったものの、7月以降は打率.307、9本塁打、41打点と本来の実力を発揮しています。ただ、これまで阪神からFAで巨人入りした選手は一人もいない。阪神からFAで巨人に移籍すれば、日本一熱狂的といわれるファンの反発は避けられない。球団にも『他球団ならまだしも、宿敵に引き抜かれるなんて、もってのほか』という意識がある。大山がこれをどう捉えているかどうかはさておき、これまでは球団や選手がこうしたファンの反発を恐れていたのは確かです」(前出の野球評論家)
いずれにせよ、虎の主砲が巨人へFA移籍すれば史上初の一大事。優勝争いに加え、場外戦も見ものだ。
◇ ◇ ◇
記事本文中にもあるように、大山は今季の開幕早々に大きく躓いた。自信喪失のあまり、岡田監督に自ら二軍降格を直訴したほどだ。いったいなぜ不調に陥ったのか。コーチ経験のある球団OBが指摘した「原因」とは。
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